連休の長距離運転で腰・お尻が痛くなる方へ

帰省や旅行の長距離運転で腰やお尻が痛くなる理由と、座り方・休憩のとり方・車内でできる工夫を整骨院が解説。連休前にぜひチェックを。

本文を読む
記事一覧へ戻る
この記事の目次
いわさき整骨院 院長 岩崎真太郎

WRITTEN BY

院長 岩崎 真太郎

柔道整復師。体の状態や施術の選択肢を、できるだけ分かりやすい言葉でお伝えします。

シルバーウィークの帰省や旅行。目的地に着いた頃には腰が固まって、車から降りる一歩目がつらい——。長距離運転の腰・お尻の痛みには、運転ならではの理由があります。

図22:長距離運転と腰痛

運転中に腰へ負担がかかる三つの理由

1. 座りっぱなし+足が使えない デスクワークと違い、運転中は気軽に立ち上がれません。同じ姿勢が数時間単位で続きます。

2. ペダル操作の片足姿勢 右足はアクセルとブレーキの操作で常に浮き気味。骨盤が少し傾いた状態が続き、腰まわりの筋肉に左右差のある負担がかかります。

3. 振動 路面からの細かい振動は、長時間続くと腰まわりの組織への負担になると考えられています。

出発前のシート調整

  • 背もたれは倒しすぎない: 100〜110度程度を目安に。倒しすぎると腰が丸まり、ハンドルに腕を伸ばす分だけ肩も緊張します
  • お尻を背もたれに密着させる: 浅く座ると腰が丸まります。深く座って骨盤を立てる意識を
  • 腰のすき間にタオルを: 腰のカーブと背もたれの間にすき間ができる場合は、丸めたタオルを当てると支えになります

休憩は「2時間に1回・5分歩く」

ポイントは、休憩の長さより車から降りて歩くことです。

  • サービスエリアに着いたら、まず2〜3分歩く
  • 腰を反らせる伸びを10秒×2回
  • その場で軽くスクワットを5回(下半身の血流を回します)

体を動かすことが腰痛の対策・予防に役立つことは多くの研究で報告されています。運転中も信号待ちなどでお尻の筋肉をキュッと締めるだけで、血流の助けになります。

クッションなどのグッズについて

腰当てクッションやシートクッションは、シート調整だけでは合わない場合の補助として有効なことがあります。選ぶときの考え方は2つです。

  • 「柔らかさ」より「支え」: 沈み込むほど柔らかいものより、腰のカーブを適度に支える形状のもの
  • 試してから決める: 体格との相性が大きいため、短時間でも実際に座って確認を

特定の商品で痛みが防げると保証するものではありませんが、「長時間でも姿勢が崩れにくい環境づくり」という視点で選んでみてください。

同乗の家族にもひと工夫

後部座席の家族も、同じ姿勢が続けば同じリスクがあります。特に高齢のご家族は、休憩のたびに一緒に降りて歩くよう声をかけてください。

当院でできること

いわさき整骨院では、連休明けに増える「運転後から続く腰の痛み」のご相談に対応しています。固まった腰・お尻まわりの筋肉を手技療法でゆるめ、運転姿勢のクセに合わせたセルフケアをご提案します。連休前の「予防整備」としてのご利用もおすすめです。

受診の目安

脚へのしびれが出てきた、痛みが数日たっても弱まらない、安静にしていても痛む場合は、医療機関の受診もご検討ください。

まとめ

長距離運転の腰痛対策は「シート調整・2時間ごとの休憩・降りて歩く」。出発前の5分の準備が、到着後の体を変えます。安全運転とあわせて、腰にもやさしいドライブを。

連休明けも痛みが残る方は、ご相談ください。

注意書き

症状や効果には個人差があります。しびれを伴う場合や痛みが続く場合は、医療機関の受診もご検討ください。運転中の体操は必ず停車中に行ってください。

参考文献

  • Chou R, et al. Nonpharmacologic Therapies for Low Back Pain: A Systematic Review. Ann Intern Med. 2017. PMID: 28192793
  • Pocovi NC, et al. WalkBack: a randomised controlled trial. Lancet. 2024. PMID: 38908392
ご予約・ご相談はお気軽に

痛みや動きにくさが続く場合は、早めにご相談ください。
022-341-9623(要予約)

整骨院は健康保険が使える?対象になる症状と料金のご案内
初めての方へ|ご予約方法・当日の流れ・持ち物ガイド

CONTACT

気になる症状が続くときは、
お気軽にご相談ください。

LINEで相談する ネット予約