「仕事で重い荷物を持ち上げたら腰を痛めた」「通勤の途中で転んで足首をひねった」——こうしたケガのとき、いつもの健康保険証を出していませんか?実は、仕事中・通勤中のケガは原則として健康保険ではなく、労災保険の対象になります。

労災保険とは
労災保険(労働者災害補償保険)は、仕事が原因のケガや病気(業務災害)、通勤途中のケガ(通勤災害)に対して補償を行う国の制度です。正社員だけでなく、パート・アルバイトの方も対象です。
ここで大切なポイントがあります。仕事中のケガに健康保険を使うことはできません。 うっかり健康保険で受診してしまうと、後から切り替えの手続きが必要になり、かえって手間がかかることがあります。
整骨院でも労災の取り扱いはできる?当院は対応しています
柔道整復師の施術も、所定の手続きを行うことで労災保険の対象となる場合があります。捻挫・打撲・肉離れといったケガは、整骨院でも対応できるケースが多くあります。いわさき整骨院でも、労災保険を使った施術のお取り扱いに対応しています。
ただし、手続きには勤務先の協力(書類の記入など)が必要です。また、ケガの状態によっては、まず医療機関での検査をおすすめする場合もあります。
手続きのおおまかな流れ
- 1. 勤務先に報告
いつ・どこで・どのようにケガをしたかを会社に伝えます。 - 2. 書類の準備
労災用の様式(柔道整復師用の請求書類)に勤務先の証明をもらいます。 - 3. 来院・施術
書類がそろえば、原則として窓口での自己負担なく施術を受けられます。
「書類が間に合わないけれど痛い」という場合も、まずはお電話でご相談ください。状況に応じた進め方をご案内します。
よくあるご質問
Q. パート・アルバイトでも労災は使えますか?
はい、雇用形態にかかわらず労働者は労災保険の対象です。勤務先が保険料を納めているかどうかに関係なく、補償を受けられる仕組みになっています。
Q. 通勤途中にスーパーへ寄った帰りに転んだら?
スーパーで日用品を買うための短時間の寄り道は、日常生活に必要な行為として扱われる場合があります。ただし、買い物中や寄り道している間の事故は、原則として通勤災害の対象外です。買い物を終えて通常の通勤経路に戻った後の事故は、対象となる場合があります。最終的な判断は状況によって異なるため、勤務先または労働基準監督署へご確認ください。
Q. 会社が「労災を使わないでほしい」と言ったら?
労災の申請は労働者の権利です。お困りの場合は労働基準監督署に相談できます。
自宅で気をつけるポイント
- ケガの直後は無理に動かさず、患部を安静に
- 「これくらい大丈夫」と放置すると長引くことがあります。痛みが続くなら早めの対応を
- ケガの状況(日時・場所・作業内容)をメモしておくと手続きがスムーズです
受診の目安
強い腫れや変形がある、体重をかけられない、しびれがある場合は、骨折などの可能性もあるため、医療機関の受診をおすすめします。
まとめ
仕事中・通勤中のケガは労災保険の対象になる場合があります。健康保険との使い分けを間違えないことが、スムーズな回復への第一歩です。判断に迷うケースは、勤務先や労働基準監督署への確認が必要なこともありますので、まずはお気軽にお尋ねください。
仕事中のケガでお困りの方は、ご相談ください。
注意書き
労災保険の適用可否は、ケガの状況や勤務先の手続きによって異なります。個別のケースについては、勤務先・労働基準監督署への確認が必要な場合があります。当院でも来院前のご相談を承ります。

