「腰が重い」「立ち仕事のあと腰がつらい」「マッサージしてもすぐ戻る」——慢性的な腰の痛みでお悩みの方は、大和町・いわさき整骨院でも本当に多くいらっしゃいます。

実は、慢性腰痛に最も役立つケアの一つが「動かすこと」と、世界的な研究で繰り返し示されています。ただし、いきなり激しい運動はNG。やさしいものから段階的に進めるのが安全で続きます。
運動を始めたい方に向けて、歩行やストレッチなど5つの運動をご紹介します。
まず大前提:「動かないこと」が最も悪い
慢性腰痛になると、痛みが怖くて動くのを控えてしまう方が多いです。ところが、安静にしすぎると腰を支える筋肉が衰え、血の流れも悪くなって、かえって痛みが長引きます。世界の最新ガイドラインでも「どんな運動でも、続けることが何より大切」とされています。激しい運動である必要はありません。毎日コツコツ、やさしい動きを続けることが正解です。
ステップ1:今日から始められる運動(1〜2週目)
① ウォーキング(最重要)

- 時間:1日20〜30分
- 頻度:週5日以上
- 強度:会話できる速さ(少し息が弾むくらい)
- コツ:背筋を伸ばし、腕を軽く振る
腰まわりの血流改善+背骨を支える筋肉のリズム運動になります。痛みがあるときは無理せず、5〜10分から始めて大丈夫です。
② 膝抱えストレッチ

- やり方:あおむけで膝を立て、片方の膝を両手で胸に引き寄せる
- 時間:左右各20秒×3回
- 頻度:朝・寝る前
腰まわりの硬さをやさしくゆるめます。布団の上でできるので、起きてすぐ・寝る前にぴったりです。
③ 骨盤ティルト(お尻ふりエクササイズ)

- やり方:あおむけで膝を立て、お腹をへこませて腰を床に押しつける→ゆるめる
- 回数:10回×2セット
- 頻度:毎日
腰を支える深い筋肉(インナーマッスル)を起こします。地味な動きですが、効果は確実です。
ステップ2:慣れてきたら追加(3週目〜)
④ ヒップリフト(橋のポーズ)

- やり方:あおむけで膝を立て、お尻を床から持ち上げ→3秒キープ→ゆっくり下ろす
- 回数:10回×2セット
- 頻度:週3回
お尻と太もも裏の筋肉を育てて、腰への負担を肩代わりしてもらいます。
⑤ バードドッグ(四つん這いキープ)

- やり方:四つん這いから、右手と左足を水平に伸ばして3秒キープ→反対側へ
- 回数:左右各5回×2セット
- 頻度:週3回
体幹の安定性と、背骨の連動性を高めます。バランスが取れない方は、まず手だけ・足だけから始めて大丈夫です。
やってはいけない運動(最初は禁止)
| NG運動 | 理由 |
|---|---|
| 重い負荷の腹筋(大量のクランチ) | 腰を強く丸めて椎間板に負担 |
| 反動をつけた前屈 | 腰の組織にダメージ |
| 重量を担ぐスクワット・デッドリフト | 腰への負担が大きく危険 |
| 長時間のランニング(30分以上) | 着地衝撃で悪化することも |
安全のために必ず守ってほしいこと
⚠ こんな症状が出たら必ず中止し、ご相談ください
- 運動中に足のしびれ・電気が走る感覚がある
- 痛みが強くなる・休んでもおさまらない
- 朝起きたとき、痛みでベッドから出られない
こうした症状は、坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などのサインのことがあります。整骨院での施術前に、まず整形外科の受診も検討してください。
- 「我慢して頑張る」より「物足りないくらい」が正解
- 最低4〜6週間続けて、初めて変化を実感できます
- ヘルニアの既往がある方・65歳以上の方は、メニュー設計を個別にご相談ください
参考文献
- Hayden JA, et al. Exercise therapy for chronic low back pain. Cochrane Database Syst Rev. 2021;9(9):CD009790. PMID: 34580864
- Qaseem A, et al. Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain: A Clinical Practice Guideline From the American College of Physicians. Ann Intern Med. 2017;166(7):514-530. PMID: 28192789
大和町杜の丘 いわさき整骨院
📍 宮城県黒川郡大和町杜の丘/🚗 駐車場12台完備/🕒 平日夜間まで受付
📞 2009年開業/国家資格を持ったスタッフが対応
運動を始める前のチェックや、お一人おひとりに合ったメニュー設計もご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
運動を始める前に、医療機関の受診をおすすめする場合
次のような症状がある場合は、自己判断で運動を始める前に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 排尿・排便がしづらい、感覚がおかしい
- 両足のしびれや力の入りにくさがある
- 発熱を伴う腰痛がある
- 転倒・事故など強い衝撃のあとに出た腰の痛み
- 安静にしていてもズキズキ痛む、夜間に痛みで目が覚める
判断に迷うときは、来院前にお電話でご相談いただいても構いません。状態をうかがい、医療機関の受診が優先と考えられる場合はその旨をご案内します。
料金・健康保険について
腰痛の運動指導そのものは実費での対応になります。一方で、ギックリ腰のように原因のはっきりしているケガの施術は、健康保険の対象になることがあります。どちらに当てはまるかと費用は、状態を確認したうえで施術前にご説明します。
使えるかどうかは「いつ・何をして痛めたか」「痛めてからの期間」「病院で治療中かどうか」で決まります。具体例つきの判定のしかたは下の記事で説明しています。
記事の執筆・内容確認:岩崎 真太郎(柔道整復師)/当院について
最終更新日:2026年7月25日
▶ 腰痛全体については 腰痛でお悩みの方へ|タイプ別の見分け方と、やってはいけないこと でまとめて解説しています。

